2018年カジノ整備法・IR整備法が成立
以前から議論されていたカジノ法案が、ついに成立しました。
2018年にカジノ整備法・IR整備法という形で、衆議院で可決され成立となりました。
まだ、法案が可決され制定された時点ですので、法が施工されるのはまだ先になります。
カジノそのものも今の時点でまだ建設されているわけではなく、数年後に複合カジノリゾートの建設などが予定されているという段階です。
IRとは、カジノの複合リゾートのことを指します。
そもそもカジノ整備法は、カジノを日本で合法化するために成立されたものではなく、ホテルや国際会議場、ショッピングセンター、そしてカジノなどが施設として入っている複合リゾートを建設するために成立されたものです。
日本は、経済発展のため、国内外の観光客を呼び込もうと計画しており、そのためのカジノリゾートを建設する予定です。
そこで、気になるのがカジノが法律で認められれば、オンラインカジノは今後一体どうなるのかという点です。
特にオンラインカジノプレイヤーの方は、この日を待ち望んでいたことでしょう。
オンラインカジノはこれから法律的にどうなっていくのでしょうか。
文面にオンラインカジノに関する記載はない
今回成立したカジノ整備法・IR整備法の中に、実はオンラインカジノに関する記載はありません。
カジノ整備法が成立したことで、オンラインカジノに関する法的扱いについて何か変わったのかというと、現状特に何も変わらないことになります。
文面で正式にオンラインカジノが規制されたわけでもなければ、合法化されたわけでもありませんので、これまで通りオンラインカジノはグレーゾーンのままということになります。
衆議院で一度オンラインカジノに関する質問や議論が行われましたが、その時も、オンラインカジノについては今後も慎重に検討をしていくべきという結論になり、違法と断じられることはありませんでした。
カジノ整備法に、オンラインカジノに関する記載がないということで、私達はこれからもオンラインカジノで取り締まりを受けるということもなく、今まで通りプレイをしても良いと考えて良いでしょう。
IR事業者がオンラインカジノを運営することは規制される
オンラインカジノについて記載はないものの、日本の事業者がオンラインカジノを運営することについては記載があり、IR事業者はあくまでも実店舗のみの営業が許されるだけで、インターネット上でのカジノ運営は許されていません。
つまり、日本の運営業者がインターネット上でカジノを運営した場合、違法になってしまいます。
私達プレイヤーも日本の事業者が運営をしているオンラインカジノで遊んだ場合、摘発されてしまう恐れがありますので、気をつけましょう。
日本の運営会社はあくまでもリアルカジノのみの運営を許されるという形になります。
しかし、海外のオンラインカジノについては文面で何も記載されていないので、私達プレイヤーは、海外の業者が運営するオンラインカジノで遊べばよいということになります。
なぜオンラインカジノが合法化されないのか
今回のカジノ整備法が成立したことにより、日本でも正式にオンラインカジノが合法化されるのではないかと期待していた方もいると思います。
しかし、結論としては、日本でオンラインカジノが合法化されることについては先送りの状態となっています。
ですが、だからといって規制をされたわけでもありませんので、どっち点かずの状態ということになります。
オンラインカジノがはっきりと合法化されない理由にはいくつかの理由が考えられます。
まず、オンラインカジノを合法化してしまうと日本政府の、カジノリゾートで日本経済を活性化させたいという目論見が外れてしまい、採算が合わなくなってしまう可能性があるということ。
そして日本でオンラインカジノを合法化するための仕組みがまだ整っていないという理由が考えられます。
日本では長らく公営ギャンブル以外のギャンブルは禁止されてきましたので、段階を踏みつつ解禁をしていかなければ、悪影響が出るかもしれないと考えられている可能性が高いです。
オンラインカジノが規制されない理由は?
オンラインカジノが、今回のカジノ整備法成立にあたって規制されるのかと思っていた方もいると思いますが、結果的に規制されることはありませんでした。
結果的にオンラインカジノは合法でもなければ、違法でないということになっています。
なぜ政府が正式に違法としないのかという理由ですが、政府がここでオンラインカジノを禁止してしまうと将来的にこれを覆すことが困難だからという理由がまず挙げられます。
海外の諸国ではオンラインカジノが合法化されており、日本もこの波に乗るべきではないかという意見もあります。
現在では解禁できないものの、将来的にはどうなるかは分かりません。
将来的に合法化するときのために、規制をしないままにしておくと判断したのだと考えられます。
オンラインカジノの今後ですが、現状ではグレーゾーンではあるものの、今後合法化される可能性はとても高いといえます。